天使: 神様 春たけなわですね。 神様: うん そうだな
天使: 桃も咲いてますね。 神様: うん そうだな
天使: 公園の木々も芽吹き始めてますね。 神様: うん そうだな
天使: 小川の水辺も菜の花が映えますね。 神様: うん そうだな
天使: 枇杷の新緑も元気に天に向かって立ってますね。 神様: うん そうだな
天使: スギ花粉は今がピークみたいですね。 神様: うん そうだな
天使: 少し空の色が霞んでますね。 神様: うん そうだな
天使: あの・・・ 神様・・・ うん そうだなしか言いませんね。
神様: うん そうだな
天使: 神様 何故人間の前に姿を見せないんですか。
神様: うん それはだな 見せちまうと偉大さが失われるからな。
天使: それでは 何故いろんな宗教があるんですか。
神様: うん それはだな あいつら 頭悪いんだ。
神様: 大体だな オレが あれこれ違う事言うわけねーだろが。
天使: なるほど。では 何故人間しか神様を認識出来ないんですか。
神様: うん それはだな めんどくさいからだ。
天使: あ・・ そ・・・ そうですか。では 何故人間は結婚とか出産とかするんですか。
神様: うん それもだな めんどくさいからだ。 あいつらに人間を創らせようと。
天使: では何故せっかく作ったのに死ぬんですか。
神様: うん それもだな めんどくさいからだ。知恵が付くとオレの事色々知ろうとする。
天使: では神様 何故人間は悪人がいるんですか。
神様: うん それもだな めんどくさいからだ。 こいつらはだな
神様: 天使の落ちこぼれなんだ。 で めんどくさいから地上に落としたんだ。
天使: え!! では 私は?
神様: マー 心がけ次第だな。ちなみにオレはビールと芋焼酎が好きなんだ。
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